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【とやま】11月のおすすめ作品☆11/27(金)~12/10(木)『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』☆

2020.11.13 投稿

「富山出身の有名人と言えば?」の質問に、今は多くの富山県民が「朝乃山!」と答えるのではないでしょうか? 11月場所は残念ながら途中休場となってしまいましたが、怪我を治しわたしたちをまた楽しませてくれることを願いましょう。
さて、そんな皆さんにおすすめしたい映画が、27日から公開される『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』です。本作は、力士たちが所属する相撲部屋に約半年間密着し、歴史・文化・競技について様々な角度から”大相撲の世界”を描いた、エンターテインメント・ドキュメンタリーです。テレビ番組『マツコの知らない世界』で”相撲めしの世界”を取り上げたことで大相撲に魅了された、番組プロデューサーの坂田栄治氏の「力士が稽古でぶつかる音や両国国技館のお祭りのような雰囲気を、テレビではなく大きなスクリーンと大きな音で再現したい。何とか作品として残したい」という強い思いから作られました。
力士は10段階の番付に分けられ、全員が相撲部屋に所属しています。番付の下の方にあたる約700人の”幕下力士”が群雄割拠の番付を勝ち上がり、横綱・三役・平幕・十両の70人という”幕内”を目指し、毎日稽古に精を出しています。本作のコピーにもあるように、200kg近い大きな男たちがぶつかり合う、それは「毎日が交通事故」です。厳しく苦しい日々の中で「人」「食事」「声援」を支えに力士たちは今日も稽古に励む…そんな男たちの日常が描かれています。取材対象となった相撲部屋は、30代の関取衆が多い「境川部屋」と、若手の2人の関取が部屋を引っ張る「高田川部屋」。2つの部屋のコントラストを楽しむことが出来ると思います。前者では、既に引退した大関・豪栄道の現役時代にスポットを当てています。引退会見でご本人が話していた、大関の美学が伝わるのではないでしょうか。後者では、朝乃山と同様、ひさしぶりの山梨県出身関取となった竜電が、朗らかに大相撲や稽古について語っています。
残念ながら朝乃山の出演はありませんが、大相撲が好きな方や朝乃山ファンの方はより好きになり、関心のない方はもっと知りたくなる、そんな映画です。ぜひ劇場で、音と映像を、大相撲の世界を楽しんでください!

『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』11/27(金)~12/10(木)まで2週間限定上映!!お早めに!!
公式サイトはこちら→https://sumodo-movie.jp/

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    【とやま】11月のおすすめ作品☆11/13(金)~「82年生まれ、キム・ジヨン」☆

    2020.11.10 投稿

     「鬼滅の刃」熱はまだまだ冷める気配はありませんが、これからJ-MAXとやまでは話題作が続々と公開されます。今月もスタッフが気になる作品を紹介していきますね。
    様々な場面で“フェミニズム”という言葉を耳にします。辞書には、女性が男性と同等の権利を得ることで両者が対等な立場で生きていくことを目指す思想であり運動、とあります。今週13日から当館で上映開始となる「82年生まれ、キム・ジヨン」はフェミニズムについて深く考えさせられる作品です。女性、男性それぞれが何を思うのか?ついついそんなことが気になってしまいます。
     1982年生まれのキム・ジヨンは結婚を機に会社を辞め、1歳になる娘の子育てをしている主婦です。育児と家事に追われ母であり妻であることの毎日で、ジヨンは言い知れぬ閉塞感に苛まれることがあります。そんなジヨンに異変が起き始めます。ある日からまるで他人が乗り移ったような言動をするようになるのです。母親が憑依したように振舞ったり話したりします。それはときに祖母であったり、知人であったり…。ジヨンにはその間の記憶はありません。何故彼女の心は壊れてしまったのでしょうか?
    原作は韓国で130万部以上を売り上げた大ベストセラー小説です。去年、書店で平積みされたこの小説の表紙におもわず目がとまりました。描かれていたのは、長めの髪に輪郭だけの顔のない女性でした。彼女がどんな表情のどんな女性なのかわかりません。気になったのでオリジナル韓国版の表紙も調べてみました。こちらは女性の全身が描かれていますが顔が黒く塗りつぶされていてやはり表情がわかりません。キム・ジヨンという名前は、1982年生まれの女性で最も多い名前だそうです。どこにでもいる普通の女性の物語ということなのですね。顔のない女性は読者ひとりひとりであり、その読者が主人公のキム・ジヨンでもあるということなのです。映画の中ではジヨンの幼少期から現在までを回想します。それは、儒教的な家父長主義がいまだに残るといわれる韓国社会での女性軽視や女性の生きづらさを描くことでもあります。多くの日本の女性も「あるある、わかるわー!」と本作で描かれるエピソードに深く共感するのではないでしょうか。
    「そんなこと言うけど、男だって大変なんだぞ」と反発する男性たちは必ずいます。実際、韓国においても、女性優遇だとか男性への逆差別だってあるとの激しいバッシングがあったそうです。それでも、なるべく多くの男性にこの映画を観てもらいたいと思います。ジヨンの夫は彼女の心の痛みを理解しようとし、愛情深く接し彼女助けようとします。しかし、彼1人の力で彼女を支えきれるわけもありません。長い歴史の中で蓄積された性差別の意識や社会の仕組みは簡単には変えられないのです。このような作品が社会の意識を変えるきっかけになることを期待し、“分からないかもしれないけど理解しよう”と思う人が増えればいいなと願うのです。

     **「82年生まれ、キム・ジヨン」は11月13日より公開
        公式サイトはこちら→klockworx-asia.com/kimjiyoung1982

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