JMAX THEATER とやま

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【とやま】スタッフおすすめ作品☆10/28(金)~11月10日(木)「R R R」☆

2022.10.30 投稿

いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます!!!

当館では日本やアメリカはもちろんのこと、イギリスや韓国、フランス、スウェーデン…などなどさまざまな国で作られた映画を上映しているのですが!
今回はインドの映画です!

まもなく冬を迎え、冷え込む富山に、南アジアから熱い熱い熱い映画が届きました!!!

2022年インド映画の世界興行収入ランキング1位を獲得し、インド国内の歴代興行収入でも3位に躍進した超超超大作

「RRR」

を、10/28から当館で上映しております!!!

舞台は1920年、イギリス植民地占領下のインド。
英国軍にさらわれた幼い少女を救うため、立ち上がるビーム(NTR Jr.)と、大義のため、英国政府の警察となるラーマ(ラーム・チャラン)。
熱い思いを胸に秘めた2人の男は"運命"に導かれ出会い、唯一無二の親友となります。
しかし、ある事件をきっかけに、2人はそれぞれの宿命に引き裂かれることになってしまいます。
彼らが選ぶのは、"友情"か、それとも"使命"か?

監督は全世界で興行収入3万7000ドル(約418億)をあげた「バーフバリ」シリーズを製作した、インド映画の第一線に立つ男S.S.ラージャマウリ。
製作費は、なんとインド映画史上最高額の7200万ドル(約97億円)!!!

上映時間、驚きの本編179分。当館では予告込みで190分の上映になります!!!

おすすめする点は、やはり映画の熱さです。
179分もあるだけあって、凄まじい熱量となっております!!!
長いですが、無駄な時間は一切なく、飽きさせることはありません。
筆者は雪国でないところの生まれで、今年初めて雪を体験するのですが、雪が降る2〜3ヶ月くらいは乗り切れそうな程のエネルギーを感じました!
ビームとラーマを始めとする屈強な男たちによる熱い熱い熱い戦い。
そして、ド派手な演出とアクション。大半が実写と聞いて私はとても驚きです。
インド映画なのでもちろんダンスもあります!!!一度聞いたら忘れない、最高に楽しいミュージックも。

富山での上映はJ MAX THEATERとやまここだけとなっております!!!
2週間限定上映です。上映は11/10(木)まで!!!
ぜひ、最高濃度のエネルギーを、観て、浴びて、体感してください!!!

公式HP→https://rrr-movie.jp/

©2021 DVV ENTERTAINMENTS LLP.ALL RIGHTS RESERVED.

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    【とやま】スタッフおすすめ作品☆10/21(金)~11月3日(木)「LAMBラム」☆

    2022.10.18 投稿

     いつも JMAX THEATERとやま をご利用いただきありがとうございます。スウェーデンとデンマークの合作「ボーダー 二つの世界」、フィンランド映画「ハッチングー孵化-」どちらも過去に当館で上映した北欧映画ですがご覧になられてますでしょうか?ハリウッド映画のキラキラ感は皆無だし、韓国映画のやり過ぎアクションとも無縁の北欧映画。沈まない太陽の冬のドヨ~ンとした白夜のような感じとでもいいましょうか。いや、行ったことないんですけどね(汗)。一癖も二癖もあるストーリーを淡々と描きます。精神衛生上は決してよろしくないのですが、一度沼にハマるとなかなか抜け出せなくなります。そんな北欧映画からまたとんでもないのが出てきました。アイスランドを舞台にしたアイスランドとスウェーデン、ポーランド製作の「LAMBラム」を今回は紹介します。

     羊飼いの夫婦のお話です。登場人物というか動物というかが少なくて、羊飼いのイングヴァルとマリア夫婦、イングヴァルの弟ペートゥルの3人。それに犬と猫、そして羊、羊、また羊!人口よりも圧倒的に羊の数の方が多い国ですからねぇ。で、ある日イングヴァルとマリアが飼っている羊の出産に立ち会って赤ちゃんを取り上げます。映画のチラシを見ると “禁断(タブー)が産まれる” とか “羊から産まれたのは羊ではない何か” とか書いてあるし、予告編なんか覗いた人もいらっしゃるだろうし、何が産まれてきたのかは想像できると思うんですよ。そうです!皆さんが想像した通りのモノが産まれてきます。そして、産まれてきた赤ちゃんは「アダ」と名付けられて大切に飼育、違うなぁ、育てられます。このアダちゃんが可愛いから困ったもんです。その姿を初めて見て「なんだコリャ!?」と仰天した弟のペートゥルもその可愛さにやれてしまう有様です。アダちゃんは天からの贈り物、幸福の使者なんでしょうか?・・・

     資料によると、本作「LAMBラム」はアイスランドに伝わるいくつかの民話から着想を得たということです。映画の冒頭がクリスマスの夜から始まることや、マリアやアダ(アダム)、ペートゥル(ペトロ)といった呼称、重要なカギとなるのが聖書の中で人間に例えられる羊であることからも宗教的な意味合いを感じることができます。幸福、喪失、母なる愛、欲望、罪と罰。アイスランドの自然の中で人間の業が渦巻きます。衝撃の展開をみせる終盤に目を疑い、ラストカットのマリアの表情に皆さんは何を思うでしょうか。エンドロールが始まった時に “一体何を観ていたんだろう?” と作品の余韻で身体が重く感じるかもしれません。北欧映画の沼にすっかりハマって抜け出せなくなったから?

    ※ 公式サイトはこちら→https://klockworx-v.com/lamb/
    ※「LAMBラム(R15+)」は10/21~ 2週間限定上映
    ※お早めにご鑑賞下さいませ。

    © 2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK FILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON

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    【とやま】スタッフおすすめ作品☆9/23(金)~10月6日(木)「地下室のヘンな穴」☆

    2022.09.19 投稿

    いつも J MAX THEATERとやま をご利用いただきありがとうございます。奇想天外なストーリーに出会えるのも映画の面白さのひとつです。過去に当館で上映した「スイス・アーミー・マン」は、ある男が無人島でオナラをこきまくる死体を発見し、死体をボート代わりに乗ってその死体のオナラパワーで海を渡る物語でした。「ロブスター」は、独身者は身柄を確保され45日以内にパートナーを見つけることができないと動物に姿を変えられて森に放たれてしまうという映画。現実にはありえない話なのですが、どちらの映画にも現代社会や人間社会への風刺や問題提起があって、もし自分だったら?なんてちょっと哲学してしまいます。今回紹介する映画は「地下室のヘンな穴」。これがまたとんでもなく奇想天外なストーリーなのですが、観終わると、「ん~…」と考え込んでしまいます。

     マイホームを探していた中年夫婦アランとマリーは、不動産屋の男から郊外の瀟洒な家を紹介されます。彼は二人を地下室に案内し、そこにある奇妙な”穴”を見せてこの家のとっておきの秘密を伝えます。「この穴は12時間先の世界につながっています。でも3日若返ります。」そして二人は家を購入します。

    穴に入るべきか?止めるべきか?究極の選択を迫られた時にその人物の人間性が現れるものです。摩訶不思議な現実離れしたストーリーですが、アランとマリーの行動は現実そのもの。穴をめぐるアランとマリーそれぞれの行動に共感することもあるでしょう。老いることへの焦りや性への執着。どんどん転がっていくストーリー展開に目が離せません。さて、アランとマリーの穴にまつわる物語とは別にもう一つなんともバカバカしい物語が描かれています。しかも、この別物語が日本絡みなのですが、その扱いが笑ってしまうぐらいに雑でチープ。「なんでその場所で浴衣??!」とツッコミ必至。これって日本をバカにしているわけでも予算をケチったわけ(いや、これはあるかも)でもなく、人間の尽きない欲望に対するカンタン・デュピュー監督のウイットに富んだ演出、だと思うことにします(笑)。

     一度穴に入れば12時間先の世界に行きます。早送りした12時間の間には、嫌な目に遭わなくてよかったり、出たくない会議を回避できたのかもしれません。一方でかけがえのない素敵な出会いや経験を逃したかもしれないのです。この映画は74分という短い作品です。しかし、観ていただければわかるのですが、普通に撮ればこの映画は120分超の作品にできました。では、なぜデュピュー監督はそこまで短くしたのでしょう?“一度限りの人生、山も谷もあるけど慌てないで時間をかけて楽しみましょう。その方がきっと豊かな人生を送ることができるはずだから。” 映画後半の映像を目で追っていると、映像とは裏腹なデュピュー監督のそんな声が聞こえてきそうです。

    ※ 公式サイト→https://longride.jp/incredible-but-true/
    ※「地下室のヘンな穴」は9月23日(金)~10月6日(木)2週間限定上映

    © ATELIER DE PRODUCTION - ARTE FRANCE CINÉMA - VERSUS PRODUCTION – 2022

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    【とやま】高岡冷蔵Presents「東京流氷」 舞台挨拶付き試写会が行われました。

    2022.09.07 投稿

    いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

    本日、高岡冷蔵Presents「東京流氷」 舞台挨拶付き試写会が行われました。高岡冷蔵株式会社代表取締役 萩布宗一様にご登壇頂きました。

    「東京流氷」は富山の豪雪地帯の雪を活用した作品となっております。また、高岡冷蔵株式会社の皆様も撮影に参加されてます。
    元気な社長と若き従業員の皆様の笑顔あふれる姿は本当に素晴らしいです。
    エスカレーター入り口にて、本日のためにご用意頂いた「氷の彫刻」は本当に美しく、世界を両手で包み込む形となっており、素晴らしい作品でした。
    本日はありがとうございました。
    9/9(金)~「東京流氷」いよいよ当館にて上映です!県内単独上映になります!22日までとなりますので、お早めにご鑑賞ください。

    尚、一階自動ドア入り口にて、本日の舞台挨拶の内容を掲出しております。ぜひ!ご覧下さい。

    J MAX THEATERとやま

     

    【とやま】「川っぺりムコリッタ」富山凱旋舞台挨拶付き試写会が行われました。

    2022.09.06 投稿

    いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

    本日、オフィスケイPresents「川っぺりムコリッタ」富山凱旋舞台挨拶付き試写会が行われました。
    主演の松山ケンイチさん、荻上直子監督にご登壇頂きました。

    松山ケンイチさんのきゅうりエピソードやご飯を食べることや野菜を作ること、あたりまえにやってることやあたりまえのことを見つけたり、気が付くことは本当に生きるために大切なこととおっしゃったのが印象的でした。
    監督がとやまをロケ地に選んで下さった黒い塩辛(黒作り)のエピソードもとやまならではのお話でしたね!

    途中で、なんと!子役の北村光授くん、松島羽那ちゃんが花束を持ってお二人にサプライズする場面も!!

    こうじゅくんやはなちゃんと一緒になった時、松山ケンイチさんと荻上監督のニコニコ笑顔が止まらなかったですね!
    本当に仲睦まじい撮影の雰囲気が伝わる舞台挨拶でした!

    松山ケンイチさん、荻上監督、こうじゅくん、はなちゃん、本当にありがとうございました。

    とやまオールロケ作品「川っぺりムコリッタ」は9/16~いよいよ公開です!とやまの素晴らしい景色を大スクリーンでぜひ、ご覧下さい。

    尚、当館のロビー入り口にて、松山ケンイチさん、荻上監督のサイン入りポスターを掲出しております。
    ぜひ、この機会に当館へお越し下さい。前売り券も販売中です。

    J MAX THEATERとやま

     

    【とやま】スタッフおすすめ作品☆9/2(金)~10/6(木)まで「WKW ウォン・カーウァイ 4K」5作品上映中☆

    2022.09.05 投稿

     いつも J MAX THEATERとやま をご利用いただきありがとうございます。ずっと楽しみにしていた香港の名匠ウォン・カーウァイ監督の特集上映「WKW ウォン・カーウァイ 4K」が2日より始まりました。推し作品の紹介ということであれば、上映開始前にブログをアップするべきだったのでしょうが、作品のレストア(復元)にあたって、カーウァイ監督は色合いはもちろんのこと、映像のアスペクト比や音響にもこだわったと聞けば劇場のスクリーンで拝ませていただいてからアップしないとダメだろうと。それに、今回レストア上映する5作品の内容のほとんどを忘れてしまっていたので、やっぱりちゃんと観ないと、と思ったわけです。

     いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。
    今回、おすすめする作品は9/2(金)~10/6(木)まで1週間ごとに上映する「WKW4K」5作品を紹介致します。
    最初の上映作品は「恋する惑星」。金髪サングラスにレインコートの女。溢れる人混みの残像とスローモーションで逃げる金髪女。一連のカーウァイ監督作品で一躍その名を世界に知らしめたクリストファー・ドイルのカメラが変幻自在に躍ります。あぁー!これだ、これだ!映画が始まって一気に記憶の扉が開きました。公開当時はミニシアター全盛期。「これを観ないと時代に乗り遅れるぞ!」、と女性誌やタウン誌がこぞって取り上げていました。ファッション・アイコンあるいはポップ・カルチャーの潮流。映画作品の紹介というよりもそんな立ち位置での紹介でした。

    今回上映するのは、ふたりの警官の失恋とすれ違う恋模様を描いた現在上映中の『恋する惑星』(94)、香港のネオン街で織りなされる男女5人の恋と青春を描く群像劇『天使の涙』(95)、傷つけ合いながらも愛し合うゲイの恋人同士の物語『ブエノスアイレス』(97)、互いに伴侶を持つ身でありながら惹かれ合う男女の大人のラブストーリー『花様年華』(00)、アジアの人気スターが多数集結、木村拓哉が出演することでも話題になったSFラブストーリー『2046』(04)の5作品。香港は1997年に中国に返還されるという一大展開期を迎えました。この5作品はその過渡期にありました。レストアの作業でカーウァイ監督はきっと香港が香港だったという時代の時間と記憶の断片を作品に注いだことでしょう。そして観る側も当時とは違う感情を抱くことでしょう。まだ一作目の「恋する惑星」を観ただけですが、香港への監督の強い想いがスクリーンから伝わってきました。

    「WKW ウォン・カーウァイ 4K」の特集上映ではスタンプラリーを実施しています。5作品全てのスタンプを押印されたお客様には先着順でオリジナルA3ポスターをプレゼントいたします(無くなり次第終了)。そして、カーウァイ監督が製作総指揮をしたタイの俊英 バズ・プーンピリヤ監督の「プアン 友だちと呼ばせて」も現在上映中です。というわけで9月はウォン・カーウァイ月間。「これを観ないと時代に乗り遅れるぞ!」

    ※ 公式サイト→http://unpfilm.com/wkw4k/
    ※ 「WKW ウォン・カーウァイ 4K」は5作品を9月2日よりそれぞれ1週間ずつ上映

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    【とやま】スタッフおすすめ作品☆8/26(金)公開「スワンソング」☆

    2022.08.24 投稿

    夏休みも終盤ですが、新作公開は続きます!さて、今回は県内当劇場独占上映となる「スワンソング」をご紹介します!

    老人ホームでひっそりと暮らすパットは、はるか遠い昔、ヘアメイクドレッサー「パトリック・ピッツェンバーガー」として活躍していました。そこへ、かつての顧客、街一番の大金持ちであるリタが亡くなり、彼女の遺言である「死化粧はパットに」を実行して欲しいと依頼があります。親友でもあったリタの葬儀を前に、仕事への情熱、複雑な友情、そして自身の過去と現在。様々な思いを巡らせ、パットの心は揺れていきます。

    本国ではゲイカルチャーを描いた作品で定評がある、トッド・スティーブンス監督。日本の劇場初公開となる本作は、監督が17歳の時にオハイオ州サンダスキーのゲイ・クラブで踊っている姿を見て衝撃を受けたという、パトリック・ピッツェンバーガーが本作のモデルです。映画の道へ進んでから、いつか”ミスター・パット"を主役にした作品を撮りたいと思い続け、ついに念願を叶えました。エイズが蔓延した90年代から現在に至るまでのゲイカルチャー、ゲイカップル描写、社会における立場や相続問題など、リアルなトピックをストーリーに盛り込んだLGBTQ+映画です。
     
    個性派俳優として名をはせるウド・キアーが、意地悪で面倒くさくて、でもそれでいてとてもチャーミングで人間味あるパットを、表情・所作・話し方に魂を込めて演じているのが、画面を通し伝わってきます。そして、パットが大事にしてきた美学を取り戻していく様子は、ロードムービー映画としても素晴らしい演出がたくさん散りばめられています。ネタバレになるので控えますが、あるお店でのシーンがとっても良くて泣きました…。あと、このところさぼっていたたお洒落をして、劇場でもう一度観ようと思いました(笑)

     クィアはもちろん、老いることに不安を抱きがちな人に観て欲しい作品です。お早めにご覧ください!

    「スワンソング」
    https://swansong-movie.jp/#

    ©2021 Swan Song Film LLC

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    【とやま】スタッフおすすめ作品☆7/15(金)~7/28(木)「リコリス・ピザ」☆

    2022.07.20 投稿

    いつも J MAX THEATERとやま をご利用頂きありがとうございます。

    夏休みに入り、様々な作品が公開されています!どれを観ようか悩んでいる方もきっといらっしゃいますよね。さて、そんな皆さんにおすすめしたい、県内では当劇場独占上映中の作品「リコリス・ピザ」をご紹介します!

    1970年代のアメリカ、ハリウッド近郊にあるサンフェルナンド・バレー。子役俳優として活動活躍中の高校生のゲイリーは、学校へ写真撮影にやってきたカメラマンのアシスタントとして働くアラナに一目惚れしました。「君と出会うのは運命だ」、「僕はショーマン、天職だ」と、なんの迷いもなく自信過剰なゲイリーに対し、アラナは「将来?夢?分からない」と、未来に漠然とした不安を抱えています。それでも、ふたりの距離は徐々に近づいていきー。
      
     本作は、カンヌ/ベネチア/ベルリンの世界3大映画祭の全てにおいて監督賞を受賞した鬼才ポール・トーマス・アンダーソン(通称:PTA)監督が、出身地であるサンフェルナンド・バレーを舞台に描いた青春物語。「パンチドランク・ラブ」(2002)以来となるラブストーリーであり、70年代のロサンゼルス(ハリウッド近郊)を描いた、カルチャー作品でもあります。監督が実際に聞いたエピソードと実在する人物をモデルにしたということもあり、クエンティン・タランティーノ監督「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019)の親戚のような雰囲気を感じました。

     ゲイリーとアラナを演じるのは、PTA作品の常連だった故フィリップ・シーモア・ホフマンの息子クーパー・ホフマンと、グラミー賞ノミネート姉妹バンド「ハイム」の三女アラナ・ハイム。くっついて離れて追いかける(劇中でとにかく走っています)おかしく奇妙な関係の2人は、誰しもに存在するであろう「忘れられない関係」を描いているというか…遥か遠い昔の恋愛を思い出しますね(笑)。演技初挑戦となる2人は、フレッシュさを遺憾なく発揮すると同時に気の利いたアドリブを放つ大胆さも持ち合わせており、今後の活躍も楽しみにしたいところです。

     本作のパンフレットには、70年代当時のカルチャーやモデルとなった人物、実在したお店、劇中で流れる楽曲の解説など、たくさんのサイドストーリーが掲載されています。鑑賞後にも楽しめる作りになっているので、おすすめです!

     上映は7/28(木)までです。お早めにご覧ください!

    公式HP https://www.licorice-pizza.jp/#

    ©2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

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    【とやま】富山ロケ作品『幻の蛍』上映が終了いたしました。

    2022.07.15 投稿

    いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

    昨日7/14(木)で、富山ロケ作品「幻の蛍」が終了致しました。
    伊林監督、野岸紅ノ葉さん、池田埜々耶さんが最後のご挨拶をしにサプライズでお越し下さりました。
    伊林監督や野岸さんも話されてましたが、「7/9より、東京・新宿にて全国公開されました。また、全国各地での上映も決まってきています。富山ではもう観れなくなりますが、まだまだ頑張って参りますので、引き続き応援の程、よろしくお願いいたします。」
    可愛い池田さんも「最後まで本当にありがとうございました!」とご挨拶されてました。
    本当に素敵な三姉妹です!

    6/24(金)~7/14(木)短い期間でしたが、たくさんの舞台挨拶や朝日町での出張上映など、監督はじめ、野岸さん、池田さんの頑張る姿には本当に心打たれるものがたくさんありました。とやまのまちなかにある映画館として、私たちは「幻の蛍」をこれからも応援して参ります。
    「幻の蛍」は本当に素敵な作品です!!
    どんどん羽ばたいていきますので、皆様、若い伊林監督、野岸さん、池田さんの応援をよろしくお願いいたします。

    尚、7/14~18の間、当館では一階のブースにて「幻の蛍」ありがとう!コーナーを展開しております。
    ぜひ、この機会にゆっくりとご覧下さいませ。

    J MAX THEATERとやま

     

    【とやま】スタッフおすすめ作品☆7/22(金)~「君を想い、バスに乗る」☆

    2022.07.11 投稿

    いつも J MAX THEATERとやま をご利用頂きありがとうございます。

    皆さんは旅といったらどのような移動手段を思い浮かべますか?地元の街を歩いて回ったり、飛行機を使って遠い場所へ行ったりと旅にはさまざまな形態がありますね。細かく計画を立てて行動する旅や行き当たりばったりで散策をする旅など楽しみ方は無数にあります。今回紹介するのはバスを使って旅をする映画「君を想い、バスに乗る」です。

    この映画の主人公のトムはローカルバスのフリーパスを使ってイギリス横断の旅に出ます。トムは大切な鞄と共に愛する妻と出会った思い出の地であるランズエンドを目指します。60年以上も前の夫婦の旅を彼は忠実に再現しようとします。その距離はなんと1350キロ!こんな長距離ですがバスを乗り継いでトムは目的地を目指します。90歳を超えているため体は思うようには動かず、各地ではいろんなハプニングに遭遇します。妻との思い出を辿りながらバスに乗るトムの冒険譚が始まります。
    長い旅の中でトムはさまざまな人に出逢います。出会った人とトラブルを解決していくトムはSNSでいつしか#BusHero(#バスの英雄)と話題になっていきます。たくさんの人々の助けを借りながら少しずつ進んで行くトム。大切な鞄と共に彼は目的地にたどり着けるのでしょうか。

    脚本を書いたジョー・エインズワースは彼の父と義父が高齢者向けの無料バス券を使ってどこに旅をするかという話から着想を得てこの物語を書きました。
    主演のティモシー・スポールは主人公のトムより遥かに若い俳優ですが、見事な役作りとメイク技術によって90歳のトムを演じました。また彼はイタリアで開催されたバーリ映画祭で最優秀主演男優賞を受賞しました!

    バスの窓から見える緑豊かな景色や劇中で流れる穏やかな音楽などもとても魅力的です。鑑賞後にはきっとバスに揺られてどこか遠くへ行きたくなるはずです。ランズエンドへと向かうトムの心温まるロードムービーを劇場でぜひ鑑賞してみてください。

    公式HP https://kimibus-movie.jp/

    © Last Bus Ltd 2021

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