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【とやま】本日2/11(金)映画「牛首村」清水崇監督舞台挨拶にご登壇!

2022.02.11 投稿

いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

本日から先行上映の富山ロケ作品映画「牛首村」12:10の回にて、清水崇監督にご登壇頂きました。

MCはうなじょこと津田奈由子さん!そして、なんとサプライズゲストにカモシカ三太が応援に駆けつけてくれました!
清水崇監督の富山愛あふれるお話でいっぱいの舞台挨拶となりました。
ご来場頂きましたお客様は終始笑顔の回となりました。

富山が舞台の「牛首村」どうぞご覧下さいませ。

尚、17日(木)まではスペシャル映像付き上映となりますので、この機会をお見逃しなく。

J MAX THEATERとやま

     

    【とやま】スタッフおすすめ作品☆2/11(金)~公開『ちょっと思い出しただけ』☆

    2022.02.10 投稿

     いつも JMAX THEATERとやま をご利用いただきありがとうございます。県出身の作家 山内マリコさんの小説「アズミ・ハルコは行方不明」が松居大悟監督によって映画化されたのは2016年。当館での上映時には山内さんと松居監督によるトーク・ライブを開催し沢山のお客様にお越しいただきました。松居監督はその後もコンスタントに作品を撮り、昨年は「バイプレイヤーズ」「くれなずめ」とヒット作を連打。そして今回、松居監督の新作「ちょっと思い出しただけ」が届きました。いやぁ、面白い!ストーリーも演出も役者さんも音楽も全てが巧く嚙み合った松居監督の新しい傑作の誕生です。

     物語の中心人物は、ダンサーを目指すも足の怪我で夢を諦めた照明スタッフの照生(池松壮亮)とタクシー・ドライバーの葉(伊藤沙莉)のふたりです。いろいろ言うと映画を観た時の、そういうことか!という面白さが無くなってしまうので控えますね。手元にチラシがあるのですが、—“ある1日”だけで遡(さかのぼ)る、ふたりの6年間— とあります。映画が始まって序盤、なにっ?と少し戸惑うかもしれませんが、やがて物語の流れが掴め、ある1日と遡る6年間がひとつにつながってきます。照生、葉、ふたりは戻れないあの時をちょっと思い出し感傷的になって涙が出たりします。でも、同じ空の下それを抱えて少し強くなって明日を生きていこうとします。美味しそうなケーキを前に葉が言います。「明日食べる、明日がいい。」と。ちょっと過去を思い出した後に未来へ向かおうとする素敵なシーンです。池松壮亮と伊藤沙莉の達者で自然すぎるやりとりは必見ですが、特筆したいのが、ふたりの思い出に絡む人たちとして登場する豪華で多彩なキャストです。若手注目株から主役級のベテランまで短い出演時間ですが皆さんとても楽しそうです。

     この映画は92年のジム・ジャームッシュ監督作「ナイト・オン・ザ・プラネット」への愛が溢れています。葉がタクシー・ドライバーだったり、ジャームッシュ作品常連の永瀬正敏がそれらしい役で出演していたり。劇中で照生と葉が観る映画は「ナイト・オン・ザ・プラネット」だし、映画にも出演したクリープハイプの尾崎世界観が提供した主題歌のタイトルは「ナイトオンザプラネット」。もはや「ナイト・オン・ザ・プラネット」の東京番外編。事前にジャームッシュ作品を観ておくと余計に楽しめると思いますが、観ていなくても、“ちょっと思い出しただけ”の照生と葉の愛おしくて切ない日々は十分に楽しめます。

    映画は11日(金)から JMAX THEATERとやま での独占上映です。上映期間中の13日(日)にはフジテレビ系(富山県はBBT)で7:00から放送されるトーク番組「ボクらの時代」に松居監督、池松壮亮、尾崎世界観の3人が出演します。きっと本作にまつわる面白い話が聞けると思いますよ。こちらも楽しみですね。

    ※ 「ちょっと思い出しただけ」は2月11日~上映開始
    ※ 公式サイト→https://choiomo.com/

    ©2022『ちょっと思い出しただけ』製作委員会

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    【とやま】本日、TLO10周年特別記念上映会が行われました。

    2022.02.05 投稿

    いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

    本日、TLO10周年特別記念上映会が行われました。
    「劔岳 点の記」たくさんのお客様にお越し頂きまして、誠にありがとうございます。
    残念ながら、木村大作監督はスケジュールのご都合により、お越し頂けませんでしたが、監督ご自身から、『最初にスタートするなら、「劔岳 点の記」しかないでしょう!』とおっしゃられたほど、監督の想いがこもった作品を上映できて、本当に良かったと思います。

    ご覧になられた方々の懐かしむ姿が印象的でした。
    さらに、『とやまがロケ地!』の作品が増えているのも、TLO「とやまロケーションオフィス」の頑張りがあるからこそです!
    前佛課長をはじめ、TLOの皆様10周年、本当におめでとうございます。

    来週は「大コメ騒動」「羊の木」です!また、ぜひお越しくださいませ。

    そして、2/11「牛首村」富山・石川先行上映!また、清水崇監督の舞台挨拶もございます。
    チケットも販売しております!
    お早めにご予約くださいませ!

    J MAX THEATERとやま

     

    【とやま】三太がJ MAX THEATER とやまにやって来た!

    2022.02.01 投稿

    カモシカの三太がJ MAX THEATER とやまに来てくれました!

    カモシカと同じウシ科ということで、2/11(金)先行上映の映画『牛首村』に興味津々!

    富山を盛り上げるということで、富山ロケ作品の映画『牛首村』を応援してくれました!

    またJ MAX THEATER とやまに来てくださいね♪

    カモシカnet
    https://www.kamoshikanet.com/

     

    【とやま】スタッフおすすめ作品☆1/28(金)公開『ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022』☆

    2022.01.26 投稿

     いつも JMAX THEATERとやま をご利用いただきありがとうございます。寒さや天候が気になる冬場は屋外での楽しみは減りますよね。屋内で何か楽しめることがないかなと思っている皆さん、映画がありますよ。当館では国内外の話題作からマニアックな作品まで幅広くプログラムしています。知らない映画を観るのも映画の楽しみ方のひとつです。それがきっかけで映画の世界の奥深さにハマるかもしれません。今回も奥深い映画の世界へ皆さんを誘う、そんな作品を紹介します。

    1月28日からジョン・カーペンター監督の特集上映が始まります。世界中に多くの熱狂的なファンを持つ“B級映画界の巨匠”です。B級映画の巨匠(笑)って、馬鹿になんかしていません。それどころか最上級にリスペクトしています。御年74歳のジョン・カーペンター監督。タランティーノ監督や黒沢清監督他、多くの名立たる監督たちから愛され、カーペンター作品に影響を受けた映画もたくさんあります。同世代の監督が何人も大作を手掛け名を挙げていく中で脇目も振らず独自のB級路線をひた走るカーペンター監督。そんなところにも魅力も感じるのです。

    特集上映される「ザ・フォッグ('80年)」「ニューヨーク1997('81年)」「ゼイリブ('88年)」の3作品は、いずれも純度100%の濃厚カーペンターワールドが楽しめる3作品です。CGに頼らずにアイデアとカメラワークで魅せる手作り感あふれる特撮が逆に今の時代には新鮮ですし、多くの監督がお手本とするのも納得です。また、多才なカーペンター監督は音楽も自身で手掛けています。不安や恐怖を煽る無機質なシンセサイザーの音が何とも不気味。映画館の音響だとその効果は絶大です。今回の3作品は80年代に撮られたものです。例えば、「ゼイリブ」で描かれる富裕層と労働者層、サブリミナル戦略による支配、40年近く前には荒唐無稽のエンタテイメント一直線に思えたカーペンター作品が、40年経た今、社会に向けた鋭い批判と現代文明に対する警鐘を鳴らしているともとれる新たな気づきがあったりもします。カーペンター監督を全く知らない若い人たちに観てもらいたいのはもちろんですが、カーペンター作品を体験済みの世代の方にも是非もう一度観てもらいたいのです。きっと新しい発見がありますよ。

     直近の作品は2010年の「ザ・ウォード/監禁病棟」ですから、もう10年以上カーペンター監督は映画を撮っていません。新作を待ち望んでいるファンも多いことと思います。筋金入りの映画マニアとして知られている俳優の柄本佑氏が公式サイトにコメントを寄せているのですが、ほんとにその通り。まだ現役バリバリの90歳を過ぎたクリント・イーストウッド監督を見習って頑張ってもらわないと困ります(笑)。カーペンター監督、早く新作撮りなさい!
     ※「ジョン・カーペンター レトロスペクティブ2022」は1月28日より上映開始
     ※ 公式サイトはこちら→https://longride.jp/johncarpenter/

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    【とやま】スタッフおすすめ作品☆1/21(金)~2/3(木)『ユンヒヘ』☆

    2022.01.20 投稿

    雪が積もり出かけるのが億劫になりがちな季節ですが、劇場では心温まる作品がたくさんあります。本日は、1/21公開「ユンヒへ」をご紹介します!

    韓国で暮らすシングルマザーのユンヒのもとに、ある日1通の手紙が届きました。ユンヒの娘・高校生のセボムはその手紙を偶然見てしまい、母の秘密を知ってしまいます。セボムは母と手紙の差出人ジュンを会わせるべく、ジュンが叔母のマサコと2人で暮らしている日本、北海道・小樽へ向かうことを決意。果たしてユンヒは、20年以上も連絡を絶っていたジュンと再会できるのか…。

     ここのところ韓国映画界ではジェンダー差別や多様性を描く、特に、女性が強いられる苦労や問題を真正面から取り扱った作品が見られるようになりました。当館で公開したベストセラー原作『82年生まれ、キム・ジヨン』(2020年)や、世界中の映画祭で受賞した『はちどり』(2020年)も話題になっています。しかし、まだまだ男性を主人公にしたアクションや、クライム/ノアール系サスペンス作品の人気が高く、「韓国映画に女性が主役の映画は少ない」、「俳優は足りないけど女優は余っている」と、言われているそうです。そして、何よりも「中年女性が主役」の「恋愛」にまつわるストーリー、さらには相手が「同性」となる作品は、ヨーロッパやアメリカ作品には多い印象がありますが、日本も韓国もまだまだ少ないですよね。

     女性であるが故に進学を認めてもらえず、ある男性と結婚させられ、結局は離婚してしまった、ユンヒ。両親の離婚により日本へ渡るも、韓国人の母がいることを隠して生きる、ジュン。そんな2人の関係や、彼女たちが直面してきた抑圧は、ギョンスという恋人がいて、春には大学へ進学する予定の高校生・セボムには知る由もありません。しかし、過去の恋愛を思い出すことを「相手への思いや存在が消えてしまう訳ではない、無かったことにはしない!」という、セボムの気持ちが伝わってくるようでした(子供ながら翻弄する姿がとても可愛いです)。そして、彼女と共犯するマサコがつぶやく「雪はいつ、やむのかしら…?」というセリフと、あるシーンが強く印象に残りました。彼女を演じた木野花さん、素晴らしかったです…(涙)ちなみに、ジュンと親しくなる女性リョウコ役を、富山県出身の瀧内公美さんが演じていますよ~。

     
     世代を超えた女性の連帯も感じられる作品。公開を記念した入場者プレゼントに、韓国版ポスターと小樽ロケ地マップを数量限定で配布致します。お早めにご覧ください!

    https://transformer.co.jp/m/dearyunhee/

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    【とやま】『ワン・プラス・ワン』 上映記念 出張販売が行われました。

    2022.01.11 投稿

    いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

    1/9(日)10(月・祝)、映画『ワン・プラス・ワン』 18:50回の上映終了後、まちなかにあるディスクビートさんにお越し頂き、「ザ・ローリング・ストーンズ」のCDやレコードの出張販売を行って頂きました!
    短い時間ではございましたが、たくさんの種類のCDやレコードが並び、作品を観た方々にとって、楽しい時間になったことと思います。
    ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございます
    また、ディスクビートさん!
    本日はありがとうございました。
    また、ぜひ、当館での出張販売をお待ちしております!

    また、映画『ワン・プラス・ワン』オリジナルポストカードが当たる、Twitterプレゼントキャンペーンも実施中です!奮ってご応募くださいませ♪

    映画『ワン・プラス・ワン』は、1/20(木)まで上映です!お早めにご鑑賞くださいませ。

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    【とやま】スタッフおすすめ作品☆12/17(金)公開「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」☆

    2021.12.17 投稿

     12月に入り、大作公開が続いていますが、小規模でも良い作品もたくさんです!本日は「ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド」をご紹介します!


     1987年、コロラド州デンバー。スーパーで働くクレオは、大好きなバンド「ザ・スミス」の解散ニュースにショックを受け、常連のレコードショップ店員のディーンに「街の連中に一大事だと分からせたい」と思いをぶつけます。クレオが好きなディーンは彼女をデートに誘いますが、いつもどおり断られてしまいます。一方、クレオの元恋人ビリーは翌日に陸軍入隊を控え、仲間のシーラとその恋人パトリック、クレオの4人で最後のどんちゃん騒ぎを計画していました。その頃、ディーンは地元のヘビメタ専門ラジオ局に行き「ザ・スミスの曲をかけろ!」とDJに銃を突きつけて…。

     1980年代のサッチャー政権下であるイングランドで、賃金の低下や失業率の増加など、不満を持つ若者たちの気持ちを代弁したと言われるバンド、ザ・スミス。カリスマ性あるボーカル・モリッシーが書く文学的な詞と、ギターのジョニー・マーが紡ぐメロディアスなフレーズが人気を博し、活動期間が5年と短いことでさらに熱狂的なファンを生み出しました。
     実際に彼らのファンが起こし、未遂に終わった“ザ・スミスファンのラジオ局ジャック事件”をヒントに作られた本作は、音楽映画に定評のあるスティーヴン・キジャックが監督を務めました。ザ・スミスの楽曲が劇中で20曲以上流れるほか、当時の貴重なインタビュー映像も散りばめられ、メンバーとの関係や解散について語る若きモリッシーも確認できます。
     
     ドラッグや酒を嗜み大勢で騒ぐ-ともすれば自堕落に見える、クレオ、ビリー、シーラ、パトリックの4人。心の内では、アイデンティティと向き合えずにいたり、家族について悩み、将来に不安を覚え、各々が一夜限りのパーティーを心から楽しめずにいます。そのやるせない気持ちに寄り添ったのが、ザ・スミス。当時の若者たちが、いかに彼らの楽曲に「救い」を求めていたかが伝わってきました。また、ディーンが押し掛けたラジオ局のメタル専門DJミッキーが、「聴くと涙が出る曲は、お前らを救うと憶えておけ。救いの音は、爆弾の音よりも大きい」と、リスナーに向かって呼びかけるシーンでは、ジャンル関係なく「音楽が好き」という思い、ファンの芯や根は一緒なんだと感じました。
     

     ザ・スミスのファンでなくとも、音楽が好きな方にはぜひ観て頂きたい作品です。ぜひ劇場でご覧ください!


     公式HPはこちら→http://sotw-movie.com/

    ©2018 SOTW Ltd. All rights reserved.

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    【とやま】『細野晴臣 サヨナラ アメリカ』 上映記念 出張販売が行われました。

    2021.12.12 投稿

    いつもJ MAX THEATERとやまをご利用頂きまして、誠にありがとうございます。

    本日「サヨナラアメリカ」14:40回の上映終了後、まちなかにあるディスクビートさんにお越し頂き、「細野晴臣さん」のCDやレコードの出張販売を行って頂きました!
    短い時間ではございましたが、たくさんの種類のCDやレコードが並び、作品を観た方々にとって、楽しい時間になったことと思います。
    ご来場頂きました皆様、本当にありがとうございます
    また、ディスクビートさん!
    本日はありがとうございました。
    また、ぜひ、当館での出張販売をお待ちしております!

    「サヨナラアメリカ」まだまだ上映中です!お早めにご鑑賞くださいませ。

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    【とやま】スタッフおすすめ作品 ☆12/3(金)~12/16(木)「梅切らぬバカ」☆

    2021.12.02 投稿

     いつも J MAX THEATERとやま をご利用頂きありがとうございます。12月になりました。一年が過ぎるのは本当に早いですね。J MAX THEATERとやま は、12月も話題作、注目作が目白押し。そんな中から今回はキラッと光る日本映画「梅切らぬバカ」を紹介します。この映画は、「上映しないの?」「観たい!」と多くのお客様からリクエストの声があった作品でもありました。お客様のご要望にお応えできて当館としても大変嬉しく思っています。是非、沢山の皆さんにご覧いただきたい作品です。

    占い業を営む山田珠子(加賀まりこ)は、自閉症の息子・忠男(塚地武雅)とふたりで暮らしています。庭に一本の梅の木が生えているのですが、その枝は塀を越え、私道にまで乗り出し通行の妨げになっていました。隣家に越してきた里村茂は、そんな梅の木と予測のつかない行動をする忠男を疎ましく思っています。自分がいなくなった後の忠男の人生を考えた珠子は、知的障害者が共同生活を送るグループホームへ忠男を入居させます。新しい環境での生活に戸惑う忠男は、ある晩、近隣住民を巻き込むトラブルを起こしてしまい・・・。

     生きていくうえでは否が応でも他者と関わっていかなければなりません。その中では、いろいろなトラブルや行き違いが起こります。本作でも、隣人、グループホーム、近隣住民といった自閉症の忠男を取り巻く様々な立場の人たちの思惑が交差します。珠子は「お互いさまですよね」と諭します。自閉症に限らず、正しく理解し少しだけ相手の立場で物事を考えられる寛容さがあればきっと良い社会に向かうのではないでしょうか。多様性を尊重する社会や働き方改革といった大きな時代の流れへの問題意識を持つことも大事ですが、本作のような日々の営みの中で自分の身近に起こりうる問題について理解を深めることがその第一歩になるはずです。

     本作のタイトルは『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』という言葉がもとになっています。桜は枝を切ると枯れてしまう事があり、反対に梅は枝を切らないと良い実がつきません。樹木それぞれの特徴に合わせた世話が大切だという教えです。転じて、人との関わりにおいても、相手の性格や特徴を理解しようと向き合うことが大事だという戒めになっています。監督は、映画の中で障害の象徴でもあった梅の木を切ることも考えていたそうです。しかし、実生活においても現在のパートナーの男性の息子さんが自閉症だという母親役の加賀さんから「梅の木が切られたり、根こそぎ持ってかれるのは、自分の人生が否定される気がする」との言葉を受け、障害のある側が変わるのではなく周りのちょっとした変化を描くことを大切にした、と脚本を変更したこと明かしています。切らなければならない枝などない、そんな優しい社会になればいいですよね。

     ※「梅切らぬバカ」は12月3日~12月16日の2週間上映
     ※ 公式サイト→https://happinet-phantom.com/umekiranubaka/
    ©2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト

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